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miemiとミーミとmiemiの部屋

miemiとミーミとmiemiの部屋

愛猫 miemi

我が家は母の動物好きで動物園状態・・・家の中に犬が2頭、猫が3匹。犬は雑種とW.コーギー。W.コーギーはあたしがパチンコ屋で働いている時1人暮らしをしておりその時スロットで勝ったお金で買いました。しかし実家に戻ると母に奪われました。奪われたといってもそもそも実家に戻った時にはあたしの病気は深刻な状態でした。(病院にかかる前ですが)

miemiこと愛猫ミーですが・・・出逢ったのはあたしが入院していた病院の母の車の前。そう、捨て猫だったんですの。その病院には野良猫達がワラワラといる環境でした。精神病院本院は大体、市街地からかけ離れた山付近とかに多いと思うのですが・・少なくとも我が市はそういう仕組み。そんな大自然の中で野良猫達は暮らしています。院外にでれば猫はよくいたもの。
あたしはその日外泊のため自宅に帰るため母が迎えに来た。母の車の前で「ミャーミャー」と鳴き声が。見ると子猫が鳴いている。近寄って逃げるものだと思っていたら逃げない。よく見ると目がつぶれていました。片目は完全につぶれもう片方は開いているけど様子がおかしい。くしゃみをしては鼻水が飛んでいる。目も鼻もグシュグシュ。体もガリガリ。普通なら「かわいそうだけど・・・」となるところあたしたちは違った。「病院に連れて行こう!!」どこまで動物好き・・・とりあえずタオルにくるみ近くの動物病院へ。診察は受けたものの結果は最悪。両目は完全に見えておらず、くしゃみは慢性の風邪。「連れて帰っても・・・」先生は言葉を濁した。しかし、あたしは諦めなかった。「連れて帰ります!!」診察券をもらう際「名前は?」と聞かれとっさに出たのが[ミーです。」聞かれたと同時に答えたあたしはすごいと思った。ありきたりにすぎては度が過ぎている・・「ミー」って。でも瞬間に浮かんだ名前だった。家に連れて帰り他のもの達に風邪やウイルスに移らないようあたしの部屋に隔離した。「確立は低いかもしれないが・・・」あたしは毎日懸命に処置した。すると人の心配をよそにみるみる良くなっていった。そしてすっかり元気に・・・目は見えていないもののトイレはきちんと砂のあるところで・・・しつけもしてないのに。家に慣れていなかったので最初は壁にぶつかり角にぶつかり。それでもおかまいなし。見えていないのにまるで見えているかのように人を見る。元気に遊ぶ。
その頃のあたしは自暴自棄真っ只中。そんな中、目の見えない猫に出逢った。あたしとは正反対の猫に・・・ミーを見ていると自分がちっぽけに見えた。愚かに見えた。あたしは猫に教えられた。ミーと出逢えた事をとても感謝している。

そんなミーは現在は我が家の女帝として君臨している。先輩猫や先輩犬。まるでおかまいなし。時には元気がよすぎてというよりわがまますぎて怪獣の如くなっている。そんなミーのあだ名は「ミミコン」。もはやあだ名ではなく誰もミーと呼ばずミミコンと呼ぶ。


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